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Vol.19 小宇宙としての目

基本的に人間は見たいものだけを見て、見たくないものは見えないような回路を、頭の中につくって生きています。

目で見たものに、本人の脳のイメージが追加されてしまうと、どんなに正確に物を見ようとしても、結局は事実と違う『自分の想像』を現実だと思ってしまうことになります。

ある意味、人間は生まれてから死ぬまで、自分の想像の中で生きていくものなのです。
 
問題になるのは、その想像と、実際の現実が矛盾するときです。
それは見たい物を見ている以上、その人間に確実に起こりうることで、その矛盾が発生すると、現実に対応できないという結果を生みます。
 
身体の感覚器としてはもちろん、体調自体への影響としても『目の調子』というものは重要で、目が疲れてくると、頭痛や肩こりをはじめ、腰痛や生理不順を起こす人がいます。
 
当然、『目の調子』は心理的にも大きな影響を生み出すことになります。
 
つまり、『目』は心身の両方に大きな影響を及ぼす器官なのです。
 
<その19>は、『目』をとりまくエネルギーを排除するためのものです。
 
それらのエネルギーは、事実を事実として正確に伝えることを邪魔するものです。
排除できた分、事実を事実として見る事ができるようになります。


 

補足R

<その19>では、目に関するストレスをとりますが、目で物を見ている以上、目のストレスが幻(まぼろし)を見させるのは当然のことです。

また、目のストレスが取れるとともに、実際に目の視力がわずかですが改善されていくことも証言でわかりました。

ライト治療を受けた患者さんから、『<その16>までを通しでやったら、車を運転している時に、通常は見えない標識が、なんとなく見えるようになりました。これって視力が上がっていると思います』と報告がありました。
 
そこで、実験を行なってみました。
数人の被験者に、装着しているコンタクトレンズを外してもらい、裸眼でしばらく待ちます。
これはコンタクトレンズを外した後はしばらくの間本来の裸眼視力よりさらに視力が落ちるためです。
本来の視力に戻ったところで、診察室のなかの物品がどの程度見えるのかを記憶してもらい、目の周りのエネルギーを取り去るセットを行なったのです。
 
このときは、個人の状態を診て用いるセットを変えました。
 
各被験者を前にすると『ここに触れ。この位置にオイルを塗れ』と、私の頭に情報がきます。今では、向き合わなくても電話で話しているだけで、相手のどこにオイルを塗れば効果が出るのかが、的確な情報として伝わってきます。
それに従ってオイルを塗っていくので、個人によってオイルを塗る部位や範囲が異なるのですが、目の疲れと密接な関係がある<その1>と<その2>は全員に行なうことになりました。

東洋医学でも、肝臓と目の関係がいわれていますし、結局視力は肝臓の調子に左右されるということなのかもしれません。
 
実験の結果、治療をおこなった被験者により、5分後、10分後と時間が経つごとに、裸眼での見え方が鮮明になることは実証されましたが、その効果がいつまで続くのかなどは、今後の研究課題になると思います。
 
余談になりますが、私は以前に某鍼灸師会の勉強会に通っていました。
脈診という手段で、経絡治療をおこなう鍼灸術を伝える鍼灸師会ですが、能力の高い先生方は当然のごとく目が見えません。目が見えない分、手の感覚が鋭くなって、脈診ができるようになった過程を経ている先生たちばかりだからです。
その先生方のうちの誰かが「実はね、耳鳴りで悩んでいるんだよ」と、おっしゃっていました。おそらく眼球自体が弱いのでしょう、眼球というクッションがきかないために、頭蓋骨の眼窩を構成する部位がずれてしまった結果耳鳴りを起こすのです。