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 Vol.3 インナーマッスル
 
アウターマッスルとは、身体の浅部にある大胸筋や三角筋などの大きな筋肉をいい、インナーマッスルとは深部の筋肉をいいます。
このインナーマッスルには、関節をしっかりと固定する役目があり、関節痛 などの身体の痛みをフォローする働きがあるので、健康管理の上でもしっかり鍛えることが大切です。
またスポーツする上でも素早い動作にはインナーマッスルは欠かせない筋肉なのです。

さて、『肝臓の調子=全身の調子』であることは<その2>で説明しました。

肝臓の調子の悪さを他の臓器に移す機構があることも説明しました。
他の臓器は肝臓の働きの肩代わりをするわけですから健康な状態の時よりもたくさん働かされることになります。当然疲労も蓄積します。

内臓には筋肉のような弾性がありますが、疲労した内臓はその弾性を失い、ゆるみ、垂れるのです。そして重心が下がってしまいます。

脱力した寝たきり老人の身体を移動させる際に、実際の体重よりはるかに重く感じるような現象が起きます。
これは椅子を移動させる際にお尻があたる部分よりも、背もたれを持った方が重く感じるのと同じ現象なのです。

これら内臓は、最初に説明した深部の筋肉であるインナーマッスルにぶら下がっているために、下垂が起こると身体の質量中心である重心を失わせ、内臓の調子だけでなく姿勢も悪くします。

その結果、むくみから始まり全身的な下垂を生じさせます。

たとえば、着ている服を下に引っ張ると肩が押さえられます。これが身体的に起きると『肩こり』と表現されます。なかなか治らない疾患は大抵、臓器の『下垂』が関係しているのです。

下垂する、もっとも代表的な臓器は大腸です。今回は大腸をリフトアップします。同時に<その3>は、内臓を支えるインナーマッスルの調整にもなります。


 

補足B

腸骨筋と腸腰筋という筋肉をあわせた『大腰筋』という筋肉は、腰の深いところにある筋肉です。皮膚側から触れる場合には脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)の奥から下がったところの股関節についている筋肉であり、それは俗にいう腰のインナーマッスルになります。
 
その筋肉が疲れてくると、わかりやすくいえばお尻が垂れてきます。

結果としては、大腸の位置がずれてしまいます。
下腹部の消化器官というのは、そのインナーマッスルにぶら下がった形で存在しているので、その筋肉がずれればもちろん内臓もずれます。
内臓がずれれば、外見的にお腹がポッコリと出たりします。これはなぜかというと、本来腹筋が押えるはずのものが押さえられなくなるからです。

関節の角度が開きすぎると、筋肉が縮んでも用を成さなくなるからです。ある程度の関節の角度が保持されていないと、筋肉というのは縮んでも意味がありません。

 筋肉には脳から「縮め!」と命令がでていたとしても、結果はでません。
こういう現象が起きたら、お腹が垂れるだけです。
もっともわかりやすいのが、腰椎。
腰椎の角度にそりが入れば入るほど、腹筋の力が入りづらい角度になるので腹筋は締まれず、垂れるだけになるのです。
ですから腰椎にそりが入りすぎた時点でお腹は縮まないし、腹筋運動をしても、腹筋はつくかもしれないけれども、その腹筋は働きません。
それ故お腹がポヨンと、一度出た人は治りません。
ダイエットしても痩せないということです。なぜかというと、正常な位置に内臓がないと、身体は正常に働かなくなるからです。

お尻の下側にコンセクレイティッド・オイルを塗ることで、筋肉が正常な位置に戻り、腹筋を縮まりやすくします。そうすると、今度は腹筋やダイエットに効果が出てきます。

 ライト療法の特徴は、とにかく身体の活性化を起こすという目的が主なのですが、内臓というのは一種の筋肉みたいなものでポヨンポヨンした、本来、しっかりした弾性を持っていますが、その内臓の働きが悪くなると垂れてきます。
逆に元気になれば正しく働いて正常位置に上がってきます。

 症例として、坐骨神経痛の方で、同じ姿勢でいれば、じわじわとしびれ状態が始まる70歳代後半のご高齢の方がいらっしゃいました。徐々に痺れが始まってくるということは、筋肉がだんだん垂れてきて症状が出てくるというのが、私の所見です。
神経に筋肉が障るような形で起きている現象です。だからゆっくりと時間的に起こってきます。

もしこれが神経に骨棘やヘルニアが触るのが原因というのなら、ある姿勢をとった瞬間に痺れが始まるはずです。5分ぐらいしてから段々と痺れがでてくるということは、ある程度時間が経つと筋肉が垂れてきて神経を押さえつけるような形になるから、その痺れが出るわけです。
下垂している原因の筋肉を上に持ち上げてしまえば、その現象は起こりえなくなるか、または起こる間隔が極端に長くなります。そう考えて、オイルを塗って治療をしてみたらすっかり回復しました。

これからわかることは、高齢者の老化による下垂というのも、実は病的なものなのです。それが老化つまり自然現象だったなら、はっきり言って治療では治りません。あきらめるしかない。
治療で変化するということは病気なのです。
自然現象である老化にしか見えないけれども、実は単純に壊れているのです。
ですから原因が病的なものだった場合、年齢に関係なく<その3>は効きます。