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 Vol.4 肩と呼吸
一般的なイメージでは『肩の筋肉=腕を動かす筋肉』だと思いますが、実はそのほとんどは呼吸補助筋です。
腕がメインではなく、ついでに腕がある感じで働いています。

一方、『腕を回す=肩を回す筋肉』は、肩甲骨の前面と後面からおこる4つの筋、すなわち肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋の腱のことで、まとめて回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)と呼び、英語のカタカナ表記ではローテーター・カフともいいます。 

このローテーター・カフも、呼吸と深く関係していますが、概ね呼吸の深さは大腰筋、または腸腰筋に代表される腰部のインナーマッスルで既定されます。

つまり、肩周りに代表される上半身の筋肉と、腰部に代表される下半身の筋肉は同じ『呼吸』という目的のために存在しているといえます。

さらに胸椎1番の緊張は、尾てい骨の働きに深く関係しています。
尾てい骨を、尻餅などで損傷すると呼吸まで浅くなってしまいます。

『呼吸のリズム=神経のリズム』ですから、副交感神経の中枢と直結する尾てい骨が損傷するということは、二重の意味で呼吸を狂わせていく可能性になります。
同時に肩周りの筋緊張は重度の腰痛や股関節痛の原因となります。

 <その4>のセットは、全身的に、かつなかなか治りにくい深部の問題を取り除くために、胸椎1番から3番の高さの筋緊張を取るためのものです。


 

◎ハリポン先生のライト療法 もっと知りたい!C

<その4>は上部胸椎に対する調整になります。前項に書いた胸椎1番から3番です。
人間の身体の上部の筋肉というのはほとんど呼吸筋で、肩の筋肉もほとんど呼吸筋に含まれます。
ですから肩こりが起きると、全身の調子が落ちるのです。

胸椎1番から3番の間が詰まってしまうと、余波が全身に波及する理論です。
この部位は元から呼吸に関係しているのに、この胸椎1番から3番の反応はそのまま尾てい骨と連動しており、尾てい骨を強く打つと胸椎のこの部分が壊れるようになっています。
 
尾てい骨というのは副交感神経系の中枢と直結していますが、副交感神経は、リラックス・休む・眠る・内臓が働く・安心感・くつろぐなどのときに働き、主な働きは身体の修復です。
ですから尾てい骨を強く打つと、自律神経に異常なインパルスを送ってしまい、結果的に呼吸が乱れ、体力も落ちます。
 
この<その4>の処置は呼吸補助筋を上手く動かす処置です。これにより呼吸そのものが上手くできるようになり、同時に尾てい骨も整えます。